キム・ガヨン(仮名)ちゃんについて
ガヨンちゃんは、ソウル市西大門区で母親とお姉さん、妹と暮らしているひとり親家庭の児童です。
母親は、夫の家庭内暴力に耐えず2001年に離婚し、恐怖心から元夫とは全く顔を合わせることなく暮らしています。
家族の生計のため、精肉店で働いていた母親は、2004年5月に交通事故に遭い、神経損傷により左側の腕と足が麻痺したため、肢体不自由1級判定となりました。一人では動くこともままならず、家の中でも歩く事すらできずこれ以上経済活動は不可能となりました。現在は、交通事故に関わる保険トラブルで裁判係争中です。
2011年現在、中学3年生の児童は学業レベルは下位クラスですが、美容師を目指して日々頑張るしっかり者です。テクォンドが得意で交友関係も円満です。
ガヨンちゃんは、昨年7月28日(水)~30日(金)にカンウォン道フェンソンで開催された二泊三日のサマーキャンプに参加したことが最も記憶に残る思い出だそうです。友達と一緒にゲームやキャンプファイヤー、水遊びなど、様々は体験をしたそうです。友情を確かめることができ、貴重な体験となったそうです。
【欠食児童のない世の中を目指します】
保護者の不在や貧困によって欠食を余儀なくされる児童たちが健康に育つよう、
栄養増進費用、お弁当配達、栄養教育などをサポートし、
児童を身体かつ精神的にサポートする「欠食児童栄養増進事業」に取り組んでいます。