ソウル市東大門区在住のボラムちゃんは、体の不自由な父親と暮らしています。
父親は、建設現場で働き、仕事のない冬には飲食店の厨房で働きました。
2001年のある日、建設現場で仕事をする途中に過労で倒れ、原因不明の目まいが発生し病院で治療を受けています。
狭心症、てんかんなどで精神障害者3級が判定され、労働能力を失いました。
また、児童の養育をないがしろにしていた母親とは2005年に離婚し、父親一人で養育を担うことになりました。
2011年現在、小学校5年性となったボラムちゃんは、学業能力は中間レベルで特に数学が得意で、校内の数学力テストで複数回受賞をしました。サッカーと野球が好きなボラムちゃんの将来の夢は、医者や社会福祉士です。しかし、先天的小耳症でこれまで9回の手術を受けており、さらに今後数回の手術を受けなければなりません。すでに何度も手術を受け苦しいはずですが、毅然とした態度を見せむしろ父親を応援しています。現在は、手術により耳の形が正常に近づいています。
【欠食児童のない世の中を目指します】
保護者の不在や貧困によって欠食を余儀なくされる児童たちが健康に育つよう、
栄養増進費用、お弁当配達、栄養教育などをサポートし、
児童を身体かつ精神的にサポートする「欠食児童栄養増進事業」に取り組んでいます。