声帯のう胞は無理な声の使用によって袋状の良性腫瘍が
粘膜下にできたものです。
声帯粘膜の面に沿って球形にできる表皮嚢胞と
粘液を分泌する粘液腺の管が詰まって生じる貯留嚢胞に分けられます。
表皮嚢胞は声帯からの突出は軽度で
貯留嚢胞は声帯粘膜下に生じるため喉頭内部に突出します。
声帯のう胞は声帯結節や声帯ポリープと鑑別して診断する事が大切です。
声帯のう胞は先天性なものと二次的な後天性により発症し、声帯結節のように過度に声をし使用した場合現れやすいです。
喉頭微細手術を施行し声帯粘膜の癒着と硬直を防ぐ為PDLレーザー声帯手術を一緒に行う事もあります。
声帯のう胞の手術はのう胞の袋まで全て除去する事が再発を防ぐ為一番大切な事です。