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声帯手術の最新術式である喉頭内視鏡パルスレーザーによる臨床結果を大韓耳鼻咽喉科学会で発表
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作成者 | イェソン耳鼻咽喉科 | Date | 11-08-19 11:01 | View | 11389 |
イェソン音声センターキム・ヒョンテ院長は、最新の声帯疾患治療法として、アジアでは初めて導入した「喉頭内視鏡パルス波色素レーザーによる声帯手術」の有用性と治療結果に対する臨床研究結果を「"第12次大韓耳鼻咽喉科学会の総合学術大会」で発表しました。
第12次大韓耳鼻咽喉科秋季学術大会は、 今回発表した研究論文は、最新の声帯手術法として、部分麻酔で行うことができる「パルス波色素レーザー手術」の方法を紹介するとともに、術後の治療結果に対する臨床研究結果が盛り込まれています。論文のタイトルは以下のとおりです。 -----------------------------------------------------------------------------
研究論文のタイトル: 陽性声帯疾患治療に屈曲型喉頭内視鏡を利用した585nmパルス波色素レーザー(Pulsed dye laser, PDL) の有用性
方法:2005年9月から2006年1月にかけて、イェソン耳鼻咽喉科においてPDL手術を行った計18人を対象に、後向き分析を行った。平均追跡期間は3.2ヵ月、平均年齢44歳だった。18件の陽性声帯疾患のうち、声帯出血性ポリープ8、喉頭肉芽腫3、喉頭乳頭腫2、喉頭白斑症、毛細血管拡張症など、その他疾患が5であった。術後2ヶ月間、デジタル喉頭内視鏡検査及び音声分析検査を実施し、病変の好転程度と音声の改善度を測定し、主観的な音声満足度を測定した。統計的有意性はWilcoxon Signed Ranks Testにて検定した。 結果:局所麻酔下で屈曲型喉頭内視鏡によるPDL手術において麻酔及び手術に関する合併症は観察されていない。治療結果として、7割以上の病変除去が認められたのが83%(15件)、5-7割の病変除去が認められたのは17%(3件)。音声分析検査上、sPPQとsAPQが統計的に有意に好転し、患者の主観的音声満足度は78%(14件)において好転し、22%(4件)では無変化、悪化が認められた例はなかった。合併症としてすべてにおいて術後点状出血が現れ、喀痰、異物感、咳、鼻涙、鼻づまりなどが現れたが、出血は一件もなかった。
結論:屈曲喉頭内視鏡PDL手術は、局所麻酔下で実施が可能であり、手術による合併症がほとんど見られず、無血手術として様々な難治性声帯疾患に対して優れた音声学的治療結果が認められる有用な術式と考えられる。
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